サービス上達の秘訣は肩を上手く使うことにある!?
はじめに
サービスの上達方法が分からず悩まれている方は非常に多いです。Youtubeなどの動画コンテンツも多く存在していますが、しっくりこない方もいらっしゃるのではないでしょうか?スキルが問題ではない場合、多くの原因は体の使い方や硬さなどの要因から上達が妨げられるケースをよく見かけます。しかし、これらは自分で分析することが難しいため専門的な視点も必要になります。今回は自分の体に目を向け、コート外でもできるサーブ上達の方法をお伝えします。
こんな方に役立ちます
・サービス向上に悩んでいる方。
・体が硬く思ったように肩を動かしにくいと感じている方。
・スキル以外の要素に着目されている方。
肩を動かす関節は5つある!?
「肩を鍛えないといけない」といわれ様々なトレーニングをされている選手をみますが、肩関節というものは5つの関節によって構成されています。
その関節というものは胸鎖関節・肩鎖関節・肩甲上腕関節・肩甲胸郭関節・肩峰下関節(第2肩関節)から成り立っています。
これらはそれぞれの動きの特徴があるのですが、肩を上げる動作ではこれらが連動して動かなければなりません。
そのため、肩関節周囲のどこかが硬くなっていた場合、この連動性が低下することがあります。
ゼロポジションについて
ゼロポジションというワードを聞いたことがある方はいらっしゃいますか?
このポジションは肩関節の機能を調整してくれる腱板といわれる筋肉を効率よく使うことが出来る位置になります。
そのため、この位置でインパクトを迎えることでは下肢・骨盤帯・体幹から伝わってきた力を効率よく肩を経由して手に伝えることが出来ます。
ゼロポジションの位置について
現在私が関わらせて頂いている選手や提供させて頂いているクライアント様のデータを見てみました。
肩関節に痛みを訴えている選手のインパクトの際の肩の平均角度は115°でした。これに対して世界で活躍するような選手ではこの角度が128°が平均値でした。
また、いくつかの研究では肩関節挙上120~130°、水平屈曲30°程度がゼロポジションの平均的な位置であるといわれています。
このことからもインパクトの際の肩の角度とパフォーマンス・怪我 には関係があるといえますね。
自分の方の動きをチェックする4つの動作
1. 頭の後ろで手を組む
頭の上で手を組みます。
肘の位置の左右差を確認します。
2.反対の肩に手を当てる
反対側の肩をつかむように手を動かします。
左右差の確認をします。
3.反対のお腹に手を当てる
対側の腹部に触れるように手を動かします。
左右差の確認をします。
4.背中で手を組む
背中に手を持っていき、どこまで手が上がるかを確認します。
いかがでしたか?
意外と簡単に肩関節の動きのチェックはできます。
今後は肩関節の硬さに関するケアの方法について掲載していこうと思います。
0コメント